介護業界に欠かせないケアマネの仕事内容
高齢者が病気や怪我、加齢により要介護状態となった場合、今後どのように生活について、誰に相談すれば良いのでしょう?大抵の場合、最初はかかりつけの病院で、ソーシャルワーカーにアドバイスをもらいます。入院している場合は退院後、自宅へ帰るのか、施設へ入居するのか、その後どのような介護サービスを受けたら良いのかなど、具体的な生活の相談するのがケアマネになります。
ケアマネの仕事内容は、高齢者が病気や障害を持ちつつも、自分らしく自立して生活できるように援助をすることです。具体的には、クライアントである高齢者とその家族のニーズを聞き出し、利用可能な介護サービスや介護制度を提案し、その話し合いの中でケアプランを作成します。ケアプランとは、高齢者が一日や一週間をどのようなサービスを利用しながら過ごすか、また長期的に何を目標にして生活するかなどを落とし込んだ介護計画のことです。ケアマネの作成したケアプランに基づき、介護サービスが行われます。
ケアプランには、高齢者の家族、既往歴、生活習慣や趣味なども書かれますので、介護スタッフや医療スタッフは、ケアプランを参考に高齢者のケアをすることになります。そのため、ケアマネは介護サービスの種類、介護制度、介護や医療の知識などにも精通し、常にアンテナを張る必要があります。また、介護サービスの利用者だけでなく、社会的な問題にも常に目を向け、今後の高齢化社会にどのように対応していくべきかを考えることも重要な仕事です。